
腰痛に効果的な東洋医学の治療法としては「針灸」がもっとも知られています。
ご存知の通り「針灸」とは「鍼」と「灸」を合わせた言葉で、いずれも中国から日本へ伝来されたものです。
「鍼」とは、太さ約0.15~0.25程度という髪の毛と同じくらい細い鍼(ハリ)を患部に刺して刺激を与えることによって病気を治療する医術を意味します。
「ハリを刺す」ということに抵抗を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、髪の毛ほどの太さしかありませんから、痛みはほとんど感じませんし、出血もなく、痕が残る心配もありません。
なお「ハリを刺す」ことにどうしても抵抗があるという方のために、最近では「電気鍼」という治療方法もあります。
これは、鍼の代わりに電気を通すというもので、低周波治療と同じような感覚で受けることが可能です。
一方の「灸」には「有痕灸」と「無痕灸」という2つの種類があります。
「有痕灸」とは、もぐさを小さく円錐状に捻って皮膚に据えていく「直接灸」のことです。
お灸の大きさとしては「ゴマ粒程度~小豆程度」と幅広くあり、症状や患者さん本人の要望等に応じて使い分けられます。
熱さがまったくないというわけではありませんが、刺激といってもせいぜい「針でチクリと刺した程度」であるというのが一般的に言われているところです。
この他にも、糸のように細い「糸状灸」や、熱さを感じたらすぐに灸を取り除く「知熱灸」といった手法もあります。
もう1つの「無痕灸」とは、もぐさを直接皮膚に当てずに行なう「関節灸」のことで「温灸」とも呼ばれています。
もぐさと皮膚の間に「濡れた和紙」「ニンニク」「ショウガ」「塩」等を挟む「陰物灸」や、患部に刺した鍼へもぐさを乗せて燃やす「灸頭鍼」といった手法があり、熱さというよりはポカポカとした程よい温かさで気持ちも癒すことができます。
鍼灸は、妊娠3ヶ月以上が経った妊婦さんや、出産から3ヶ月以上経った産後女性でも安心して受けることのできる治療法です。
ただし、はじめて治療を受ける場合には、必ず自分の状況を深刻しておきましょう。
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