
腰痛に効果的な治療法としては「漢方」もよく取り入れられるところです。
一般的によく用いられるものとしては「八味地黄丸」「五積散」「疎経活血湯」「桂枝茯苓丸」があります。
「八味地黄丸」は、主に腰から下にかけての部分(下肢)にまつわる様々な症状に効果のある漢方として知られており、中高年の男性に用いられることが多いものです。
老化予防の漢方としても有名で、加齢に伴う腰痛や下肢の痺れ、頻尿、四肢の冷え、疲労感など様々な症状に効果を発揮します。
次の「五積散」は、腰痛に用いられる代表的な漢方です。
五積とは「気力の滞り」「血の滞り」「水分の滞り」「冷え」「食毒」という5つの毒を意味し、これらを改善するのが「五積散」の効能であるということができます。
腰痛のほか、リウマチや胃炎、胃痛、腹痛、坐骨神経痛といったあらゆる痛みに効果を発揮する漢方です。
3つ目の「疎経活血湯」も「八味地黄丸」と同様に、腰から下(下肢)にかけての痛みや諸症状に用いられる漢方で、体力が中等度の患者さんに適応されます。
血液や水分の巡りを改善させる効果があり、腰痛のほか関節痛や神経痛、筋肉痛に効果を発揮します。
4つ目の「桂枝茯苓丸」は、血の巡りが悪くなっていることによって起こる様々な症状に効果がある漢方です。
腰痛や下腹部痛のほか、女性特有の更年期障害に伴う様々な症状(めまいや肩こり、ほてり、頭痛)や生理痛、生理不順などにも効果があり、婦人科でもよく処方される漢方として知られています。
また、脳梗塞や高血圧症といった「血」の滞りが関係する様々な疾患に幅広く用いられています。
なお、漢方は「虚証」「実証」「中間証」といった体質に合わせて用いられるものであり、そのためには漢方専門医の診断がかかせないものです。
自己判断で体質に合わない漢方を使用すると、効果が得られないだけでなく、思わぬ副作用を招く可能性も否定できません。
漢方の服用の際には必ず漢方専門医を受診し、自分の体質に合う漢方を処方してもらうようにしましょう。
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